母乳はおしまい

1人目の育児の時には母乳が出にくいことに劣等感をもっていました。(前記事)

2人目の時は気持ちに余裕があり、母乳が足りなくてもミルクを足せばいいと単純に考えられるようになっていました。

 

1人目の時よりは母乳を与えられました。空腹で泣いた時に、ミルクを用意しなくても、母乳だけで満足して寝てくれることもありました。こちらの都合でミルクか授乳かを分けられて、快適に育てられました。

 

しかし、生後3か月でRSウイルスによる細気管支炎で入院したのをきっかけに、授乳回数が減り、母乳量が極端に減ってしまいました。それからは徐々におっぱいよりもミルクを好むようになり、生後5か月で卒乳しました。

 

当初は母乳が足りなくても、ミルクで結構だと簡単に考えられていたはずが、いざ母乳が減って卒乳を余儀なくされると、寂しく感じます。

 

 

完全母乳主義に駆られる思い

1人目が生まれた時、生後10日目に母乳が出ました。それまでは全く浸み出しもせず、10日目にしてやっと1滴が浸み出しました。

 

産後、義母から渡された母乳育児の本には、生後3日間が成功の鍵と書かれたページに付箋が貼ってありましたが、すでに生後3日を過ぎていました。その本には、母乳が出ていない状況についての対処は書かれておらず、母乳育児が軌道に乗り始める頃の話に移っていきました。

 

ネットでは完全母乳主義の記事が多く、母乳で育てなければいけない気に駆られていきました。もちろん、母乳は最良の栄養であり、特に初乳が大事であることは医学部の授業で習っていたので知っています。しかし、母乳量が足りなければ粉ミルクを足せば済むという単純な発想にはなれず、母乳が出にくいことへの悲しさ、虚しさを強く感じてしまいました。

 

母乳育児ができるように、吸わせる時間を長くするあまりずっとくわえさせていたり、自分の食事を気にしたり、助産師さんにマッサージで通ってもらったり、あえて哺乳瓶は飲みにくいものを選んだりと、試行錯誤をしました。

 

結局、泣いた子供を授乳で泣き止まらせることはできず、いつもミルクの出番でした。搾乳しても、哺乳瓶の底が埋まらない量のことがたいていでした。復職も重なり、生後4か月の時には卒乳しました。

 

 

ブログの目的

 私は0歳児と1歳児の母で、大学病院の勤務医です。

 育児の疑問をネットで検索すると、本当にたくさんのサイトがあることにびっくりします。

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 育児の私の工夫や経験について書くことで、誰かの参考になるかもしれないという思いでブログを開設しました。